【バレーボール】目玉の組み方で勝敗が決まる!?フロントオーダー・バックオーダーとは?

バレーボールについて

皆さん、目玉を書く際にしっかりとポジションを考えていますか。

なんとなく、「前衛レフトはこの人から始めて、隣にセンターとライトを配置して、あとは対角に選手を配置するだけだな」と決めてしまっていないでしょうか。

試合はポジションの配置から決まってくるといっても過言ではありません。

今回は目玉を組む上で重要なフロントオーダー・バックオーダーについて解説していきます。これは経験者であれば知っておくべき内容です。

そもそも目玉とは

試合開始前に、審判に提出するスターティングポジションを記載した紙のことです。

下記図のように、各ポジションに背番号を記載していきます。

正式名称はラインアップシートと言います。

ただ、名前が長いため、多くの人は通称である ”目玉” と呼んでいます。

目玉は、JVAのホームページからもダウンロードできます。

フロントオーダー・バックオーダーってなに?

それでは本題の方に入っていきましょう。

フロントオーダー

簡潔に言うと、前衛に左からレフト、センター、ライト(セッター)と並ぶオーダーのことです。

バックオーダー

これも簡潔に言うと、後衛に左からレフト、センター、ライト(セッター)と並ぶオーダーのことです。

先程のフロントオーダーと比べるとどうでしょうか。

前衛におけるレフト、センター、ライトの位置関係が違うことが分かると思います。

この違いが重要なのです。

フロントオーダーとバックオーダーどっちがいいの?

結論から言うと、バックオーダーの方がいいです。

理由を順を追って解説していきます。

フロントオーダー・バックオーダーの重要な違い

フロントオーダーとバックオーダー、この2つの重要な違いはレセプション時にあります。

フロントオーダーは、レセプション時 (サーブカットをする局面)、前衛においてレフトの選手の左側にライトの選手がいるローテーションが 2 ローテあり、ポジションチェンジによる不利があります。

何を言っているのかわからない方も多いと思うので、実際に図を見ながら解説していきます。

フロントオーダーのレセプション時のローテーション

レセプション時のローテーションを解説していきますが、ここでの条件は、

1. サーブレシーブは3人体制で行う

2. ライトの選手はサーブレシーブに参加しない

とします。

この条件にした理由は、どのチームも基本的には3人でサーブレシーブを行っており、ライトの選手はオポジットである場合が多いためです。

ちなみに、赤丸はレフト、青丸はセンター、黄丸はライト、緑丸はセッターと定義します。また、後衛の選手は白のくり抜きにしてあり、サーブレシーブに参加する選手は R の文字があります。

それでは、見ていきましょう。

いかがでしょうか。

上図を見ると、2 番・3 番のローテーションにおいて前衛ライト選手がレフト側でポジショニングしなければならないため、自分の場所でスパイクを打つための長い移動が多いのです。

また、見ていただくと分かりますが、4 番のローテーションにおいてセッターがレフト側の後ろから出て来る時があります。

基本的にセッターはレフト側を向いてセットするため、レフトの後ろから出てくるのはやりづらいかと思います。

条件が悪いのでは?と思う方もいらっしゃると思うので、ここで2. の条件を変えてみます。

2. ライト選手が積極的にサーブレシーブに参加する。

これで見てみましょう。

セッターがレフト側の後ろから出て来ることはありませんが、2 番・3 番のローテーションにおいて前衛レフト・ライトの位置が逆転しており、自分のポジションでスパイクを打てないことが分かります。

それでは、バックオーダーではどうなるのでしょうか。見ていきましょう。

バックオーダーのレセプション時のローテーション

条件はフロントオーダーの最初と一緒です。

いかがでしょうか。

前衛レフト・ライトの位置が逆転しているローテーションは、1番だけです。

これもまた、条件を変えてみましょう。ライトの選手をレシーブ参加させます。

いかがでしょうか。

この条件でも、前衛レフト・ライトの位置が逆転しているのは 1 番のローテーションだけです。

もちろん、レフトの選手がライトで打つ、ライトの選手がレフトで打つことが苦ではなく、なんの問題もなければいいですが、基本的には自分のポジションで打ちたいはずです。

たかが 1 ローテのことかと思いますが、この 1 ローテが重要なのです。この 1 ローテが回らなければ、試合が不利になるのも必然なのです。

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