パリオリンピックにおけるピクトグラムが決定
2024 年に開催されるパリオリンピックにおけるピクトグラムが決定し、公開されました。
パリオリンピックではピクトグラムが一から考え直されました。
ホームページではこのように記載されています。
Paris 2024 has reinvented the concept of Olympic and Paralympic pictograms, elevating them from mere visual aids to striking coats of arms serving as rallying cries for sports fans.
パリオリンピック公式ホームページより
つまり、単なる視覚補助という存在から、スポーツファンを駆り立てる機能を有する印象的な紋章へと昇華させたようです。
また、今回のピクトグラムの特徴は以下の通りです。
- 各ピクトグラムには、バレーボールのボール、アーチェリーの矢、サイクリングの自転車などスポーツの特徴的なツールが描かれている
- 各スポーツで使用されるピッチまたはトラックの特徴的な側面を示している
- 「紋章」のような側面を強調するために、対称を意識している
それでは、以上を踏まえてバレーボールのピクトグラムを見てみましょう。
バレーボールのピクトグラム
バレーボールのピクトグラムはこれです!
バレーボールで使用するボール、コートの特徴を捉えて作成されていますね。
ちなみに、オリンピックの公式球は「ミカサ」なのでピクトグラムにも反映されていますね。
オリンピックにおけるピクトグラムの起源とは?
ピクトグラムは 1964 年の東京オリンピックで初めて導入されました。
ピクトグラムは情報を図形化したもので、言葉の壁を越えて来場者や参加者に情報を伝える手段として用いられました。各競技を表現するだけでなく、訪日者が必要な場所に移動するためのサインとしても使われていました。
当時のデザイナーは、言葉がなくても混乱しない記号を作ることでピクトグラムの考え方に革命を起こし、今では世界共通となっている男女別トイレのロゴも彼らの手によって作られたのです。
前大会の東京オリンピックのピクトグラムは?
2020 年の東京オリンピックは大会史上初の動くピクトグラムとして発表されました。
実際に、開会式においてピクトグラムのパフォーマンスもあり、話題となりました。
ちなみに、バレーボールのピクトグラムはこちらです。
パリオリンピックと東京オリンピックではデザインが全然違いますが、それぞれ良さがありますね。