今回は、スパイクのルールについて解説していきますが、スパイクはルールブック上はアタックヒットの一種と定義されているため、アタックヒットのルールとして解説していきます。
アタックヒットとは
サービスとブロックを除き、ボールを相手チームに送るすべての動作は、アタックヒットとみなされます。
つまり、スパイクだけではなくオーバーやアンダーで相手に返すのもアタックヒットに含まれます。
アタックヒットの制限
フロントプレーヤー
フロントプレイヤーは、ボールに触れたのが自分のチーム側のコート・フリーゾーンであれば、どの高さでもアタックヒットを行うことが出来ます。
バックプレーヤー
バックプレイヤーは、フロントゾーンの後方からであれば、どの高さでもアタックヒットを行うことが出来ます。
その際、アタックラインを触れたり、踏み越えたりすることはできません。アタックヒット後はフロントゾーンに着地しても問題はありません。
バックプレーヤーは、ジャンプしなければフロントゾーンからでもボールを返すことが
出来ます。
アタックヒットの反則
・選手が相手チームのフリープレー空間内にあるボールをヒットしたとき
・バックプレーヤーが、フロントゾーン内でネットより上の高い位置でボールをヒットしたとき
→フロントゾーン内でジャンプしてボールを相手コートに返す動作はすべて反則となります。
・リベロがネットより高い位置でアタックヒットをしたとき
・フロントゾーン内にてリベロがオーバートスで上げたボールをほかの選手がネットより上でアタックヒットを行ったとき
→リベロがフロントゾーン内にて上げたボールをジャンプしてツーアタックするのも反則となります。
参照
公益財団法人日本バレーボール協会 RULE BOOK